玉入れは運動会の定番!競技のルールと盛り上げるアレンジアイデア
玉入れは幼稚園や学校での運動会や球技大会をはじめ、地域の集まりや会社でのレクリエーションなどとしても行われる競技です。この記事では、一般的な玉入れの概要やルール、必要な物を解説していきます。また、アレンジを加えることでおもしろくなる玉入れの派生ルールもいくつかご紹介します。
玉入れとは?歴史や定番の理由
玉入れは「設置されたかごに玉を入れる」というシンプルな競技です。多くの場合、チームに分かれてかごに入った玉の数を競います。発祥は明治時代とされており、元は軍隊での行事として行われていたようです。その後、玉入れが一般に広がると全日本玉入れ協会(AJTA)も発足されます。
現在では、主に学校の運動会や体育祭において、他の競技よりも大人数で行えることや比較的誰でも参加しやすいことなどから、定番競技の1つと言えます。さらに、こどもから大人まで楽しめるのも魅力です。簡単なルールでチームワークや判断力を磨くことができるので、学校での教育の一環としてはもちろん、会社や団体のチームビルディングとしても行われています。
玉入れに必要な道具
◆人数の目安
10人~100人程度、もしくはそれ以上
◆必要な道具
- 玉入れ用の玉
- 玉入れ用のかご
- 競技中に流すBGM(任意)
玉入れ用のかごや玉は、インターネットなどから購入やレンタルで用意できます。かごの高さは3m程度のものから5m程度まで伸ばせるものもあります。参加者の年齢や身長によって適したサイズを選びましょう。玉についてはけがに繋がるような固い素材は避けるのがおすすめです。必要な玉の数は参加人数にもよりますが、チームごとに50〜100個ほどあるとよいでしょう。また、競技を盛り上げる要素として、必要に応じてBGMも用意するとよいでしょう。運動会などでよく使われる音楽として「天国と地獄」や「トランペット吹きの休日」などもおすすめです。
玉入れの基本的なルール
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チーム分け
各チームのメンバーは、自分のチームのかごの前に並びます。 -
スタート!
スタートの合図とともに、かごの周りに散らばっている玉を拾ってかごに投げ入れます。これを制限時間の間に繰り返します。 -
制限時間
ゲームの時間は 3〜5分が目安です。(チーム数や人数によって調整します) -
終了の合図
終了の合図があったら、すぐに手を止めます。 -
玉の数を数える
各チームが自分のかごに入っている玉の数を数えます。みんなでかけ声に合わせて、かごから玉を1つずつ出しながら、どのチームが勝ったかを確認するのがおすすめです。 -
勝者の決定
最も多くの玉を入れていたチームが勝ちとなります。
※参加者は玉を拾うためにかがんでいたり、かごだけを見ている時間があったりするため、お互いに周りがよく見えない場面や他のメンバーが視界に入らない場面が多くなります。ぶつかってけがをしないように、参加者自身はもちろん周りの人も気をつけましょう。
玉入れで勝敗を分けるカギ
玉入れで勝つためには、投げ方や立ち位置、そしてチームワークが大切です。玉を投げるときは、力任せに投げるのではなく、ふわっとアーチを描くようにしてかごの奥を狙うと入りやすくなります。また、かごに近い位置から狙ったり、チームで立ち位置を工夫したりして混雑を避けることも効果的です。さらに、玉を拾ったらすぐに投げ、1つずつ確実に回転させることで効率よく得点を重ねられます。拾う人と投げる人を分担し、リズムを合わせて投げれば、スピードと正確さを両立できます。
玉入れをより楽しめる派生ルールを4種類紹介!
ここからは、通常の玉入れに少しアレンジを加えた派生ルールをいくつかご紹介していきます。特別な道具がいらないアレンジもあるので、イベントやレクリエーションをより盛り上げたい時や、何回かゲームを行う中で最後だけアレンジをしたい場合などにおすすめです。
コントロールが求められる「近距離玉入れ」
基本のルールは通常の玉入れと同じですが、それぞれのチームのかごを近い位置に設置するのが近距離玉入れの特徴です。かごに入った玉はどちらのチームの玉であっても全てそのかごの得点となるので、投げた玉が相手のチームのかごに入ってしまうと相手の得点になります。
玉を投げるときのコントロールがより求められることや、間違って相手チームに得点が入ってしまうスリルなどから、より盛り上がる事が期待できます。通常の玉入れと同じ道具でできるので、その場ですぐにアレンジを加えて実践しやすいことも特徴です。
かごが動き回る「追いかけ玉入れ」
通常の玉入れではかごは固定されていますが、「追いかけ玉入れ」ではそれぞれのチームの代表者がかごを背負ったり持ったりして逃げまわり、その相手チームのかごを追いかけて玉を入れていきます。鬼ごっこなどの要素も加わるため、より運動神経が求められることや、かごだけを手で持てるようにする必要はありますが、少し変わった玉入れをしたい場合におすすめです。
玉入れを阻止する「お邪魔玉入れ」
「お邪魔玉入れ」は、基本的には通常の玉入れと同じルール・設備で行いますが、それぞれのチームに「お邪魔棒」を持った妨害役を作るのが特徴です。相手チームが投げた玉をお邪魔棒を使って阻止する他、逆に自分のチームの玉を入れる補助役として利用する戦略もあります。お邪魔棒は通販などでも取り扱っていますが、長い棒状の物と面積の広いものを組み合わせて自作することもできます。
長い棒を沢山動かすことになるのでけがや事故などのトラブルが起きないように十分注意しましょう。
ダンスが差し込まれる「ダンシング玉入れ」
「ダンシング玉入れ」は他の玉入れの派生ルールとは少し変わったアレンジです。通常の玉入れを行いながら、音楽が流れ始めたら全員玉を置いて所定の位置に戻り、曲に合わせて踊らなければいけないというルールです。音楽が止まったり、再開の合図があると玉入れが再開されます。「玉入れができない時間」を挟むことでゲームとしてのメリハリが生まれることや、競技を見ている側にとっても視覚的に楽しめるルールです。
まとめ
今回紹介したように、玉入れはシンプルなルールでアレンジもしやすく、幅広い年代や場面で楽しめる競技です。チーム競技なのでコミュニケーションを取るきっかけにもつながるので、大人数でできる競技を探している方や、チームビルディングに何かレクリエーションをしたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考に様々なアレンジが可能な玉入れを検討してみてください!
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