運動会競技の「台風の目」とは?ポイントや練習方法も解説

大きな学校行事である運動会。もしかしたら社内運動会を実施している会社もあるかもしれません。そんな運動会で行われる「台風の目」は人気競技の1つなのではないでしょうか。今回はそんな「台風の目」について解説します。ポイントや練習方法も記載しておりますので是非参考にしてみてください。
台風の目とは?

台風の目とは、1チームで1本の長い棒を握って走り、途中に置いてあるコーンを回ってゴールを目指す団体競技です。「鳴門の渦潮」「ハリケーン」「旋風」「タイフーン」等といった呼び方をする地域や学校もあります。コーンを回る様がまるで台風を連想させることからこの名称になっており、内容自体はシンプルですが協力してチームで息を合わせることが勝利のカギを握る競技です。
台風の目のルール

参加人数は最低2チームで競えます。合図で1チームにつき3~5人で1本の長い棒を持ち、一斉に走り出し、途中に置いてあるコーンを回って元の場所に戻ります。団体によってはそのまま棒を次のチームに渡す所もあれば、待機しているチーム全員の足元に棒をくぐらせジャンプして頭上を通って次のチームに渡すところもあります。このように棒を繋いでいき、最初に走り終わったチームの勝ちです。回る回数やコーンの数は変更ができるのでその団体独自のルールを作って行う事ができます。
ポイント

つづいて、台風の目で勝利を目指す際のポイントを3つ紹介します。こちらのポイントを押さえておくことで勝利を掴める可能性が上がるのではないでしょうか。
①チーム決め
まずはチーム決めです。各個人にあったチーム決めをすることで安全に速く進む事ができるでしょう。
ポイントとしては以下の通りです。
- ペースが乱れないよう足の速さが同じくらいの人と組む
- 歩幅の差が大きいとペースが乱れる可能性があるのでなるべく身長が同じくらいの人と組む
足の速さは、50m走や100m走の記録を参考にしてチーム決めしていくとスムーズに決まります。
②並ぶ順番
チームが決まったら並ぶ順番を決めます。1本の棒を持って回るので、コーンの内側は遠心力の中心になり、踏ん張る必要があります。よって1番内側は体重があり足腰が強い人、コーンの1番外側は走る距離が他の人より長いためチームの中で1番足が速い人にすると良いでしょう。しかし、団体によっては右回り、左回りどちらも回らないといけない所もあるかもしれません。そのような場合は両端を足が速く体重があり足腰が強い人にしましょう。
③走り方
最後に走り方のポイントを紹介します。まず、コーンを回る時がリレーの走り方のポイントの中で1番重要になってきます。この時1番内側の人はできるだけコーンの近くで踏ん張り棒を内側に引っ張ってください。1番外側の人は棒を外側に引っ張らないよう気を付けながら素早く回ることを心掛けましょう。また、遠心力で転びやすいので注意してください。他の人は回る時の円を小さくすることを意識してみてください。回る時に棒の中心にメンバー全員が寄ることで円が小さくなり素早く回ることができます。逆に直線を走るときは各々が離れて前傾姿勢で走るとスピードが出やすくなります。ポイントとして、棒に体重を乗せるように走ると良いでしょう。そうすることで自然と前傾姿勢になります。
練習方法

練習する際も本番を意識しながら行うと、更に勝利できる可能性は上がります。こちらではおすすめの練習方法と練習をする上でのポイントをご紹介します。
声かけをしながら練習する
台風の目はチームワークが大事な競技になります。声かけをしながら練習をすることで一体感が生まれ、転ぶ等のアクシデントが生まれにくくなります。例えばコーンを回る時に「回るよ!」と声をかけたり、直線を走る時は足並みを揃えるために「1、2、1、2!」と言いながら走っても良いかもしれません。
落ち着くことが大事
いくら練習していても本番中にこけたり等のアクシデントが発生する可能性はあります。そんな時にこけた人は素早く戻り、他のメンバーは激励したりして落ち着いて対処しましょう。そうすることで一体感を失わず、更なるアクシデントが起こらないよう防げます。練習中は落ち着きながら取り組んでみてください。
まとめ
今回は運動会競技の台風の目についてご紹介しました。台風の目を通して団結力が生まれたり、楽しい思い出作りができる見込みがあります。この記事を参考にチーム一丸となり勝利を目指してみてください。